ギリシャ神話が語源の言葉

クモ綱

Arachnida

機織りの腕くらべで、アラクネがミネルウァ(アテナ)に挑む場面。ティントレットの作。
機織りの腕くらべで、アラクネがミネルウァ(アテナ)に挑む場面。ティントレットの作。ティントレット『機織りの腕くらべでミネルウァに挑むアラクネ』16世紀・Public domain

クモ・サソリ・ダニなどを含む節足動物の分類名 Arachnida と英語 arachnid は、ギリシャ語 ἀράχνη(クモ、クモの巣)のラテン語化形から。英語 arachnid は1854年から、分類名 Arachnida は19世紀初めから使われる(etymonline は1815年とする)。オウィディウスが語る、クモに変えられた娘アラクネの名も、この「クモ」という語そのものである。

近現代オンライン語源辞典ローマ期変身物語

元になった神話

アラクネリュディアの機織りの名手。女神アテナ(ミネルウァ)に技比べを挑み、神々の不品行を織り込んだ見事な布を仕上げたため、打たれて首を吊り、クモに変えられた。名前がそのまま「クモ」を意味するギリシャ語で、物語はクモが糸を紡ぐ理由を語る由来譚になっている。