ギリシャ神話が語源の言葉

アカデミー

パリスに寄り添うヘレネ(左)。ダヴィッドの絵の部分。
パリスに寄り添うヘレネ(左)。ダヴィッドの絵の部分。ジャック=ルイ・ダヴィッド『パリスとヘレネの恋(部分)』1788年・Public domain

アカデミー(academy)は、プラトンが学園を開いたアテネ郊外の森の名から来ている。森はアカデメイアと呼ばれ、トロイア戦争の時代の伝説の人物アカデモスが、もとの持ち主だったとされる。プルタルコスの『テセウス伝』によれば、英雄テセウスがヘレネをさらって隠したとき、探しに来た兄たちに隠し場所を教えたのがこのアカデモスだった。そのおかげで、のちにスパルタ軍がアテネの周りを荒らしたときも、アカデメイアだけは手を付けられずに残ったという。英語では15世紀半ばに「プラトンの学園」の意味で現れ、1540年代には学問の場一般を指すようになった。

近現代オンライン語源辞典ローマ期対比列伝(英雄伝)

元になった神話

ヘレネゼウスの娘で、スパルタ王メネラオスの妻。トロイアの王子パリスに連れ去られたことがトロイア戦争の発端となる。生まれ方については諸説ある。