出典 · ローマ期
バッキデス(二人のバッキス)
プラウトゥス · 前2世紀初頭 · Bacchides
ラテン喜劇。953-955 で「イリオンには三つの定めがあった」として、城塞の神像の喪失・トロイロスの死・城門の楣の破壊を列挙する。トロイア陥落の条件を数え上げる最古級のラテン語証言。
この出典が語っていること
トロイロス
- トロイロスの死は、トロイア陥落の前提となる「定め」の一つに数えられた。プラウトゥスの喜劇は、イリオンには三つの定めがあったとして、城塞の神像(パッラディオン)が失われること、トロイロスが死ぬこと、城門の楣が壊されることを挙げる。「二十歳まで生きればトロイアは落ちない」という形は中世ラテン語の神話集成に現れるもので、アキレウスが少年を狙った理由づけになっている。 (プラウトゥス『バッキデス』953-955 を本文で確認。ヒュギヌス113 は「誰が誰を殺したか」の一覧で、予言には触れない(本文確認のうえ出典から外した)。二十歳の形は第一ウァティカヌス神話家210に帰されるが、その本文は未確認)