ギリシャ神話が語源の言葉

シビュラ

クマエのシビュラ。ミケランジェロの作。
クマエのシビュラ。ミケランジェロの作。ミケランジェロ『クマエのシビュラ』1511年・Public domain

英語 sibyl は「予言の力を持つとされる女性、女の占い師」の意味で1200年頃から使われる。古フランス語、ラテン語 Sibylla を経て、古代のギリシャ人やローマ人が神託を求めた何人もの予言者の女性を指すギリシャ語 Sibylla にさかのぼる。この語そのものの由来は分かっていない。教父ヒエロニムスは、「神の意志」を意味する語から来たと説明している。形容詞 sibylline(シビュラの、謎めいた)は1570年代から。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

クマエのシビュラ南イタリアのクマエの洞窟でアポロンの神託を告げる巫女。『アエネイス』6巻でアイネイアスを冥界へ案内し、父アンキセスに会わせる。オウィディウスでは千年の寿命を得たが若さを願い忘れた女性として、ペトロニウスでは瓶に吊るされ「死にたい」と言う老婆として語られる。