ギリシャ神話が語源の言葉

セレン

三日月とともに夜空を渡る月の女神セレネ。
三日月とともに夜空を渡る月の女神セレネ。アルベール・オーブレ『セレネ』1880年・Public domain

元素セレン(selenium)は1818年にスウェーデンの化学者ベルセリウスが、ギリシャ語 selēnē(月)から名づけた。最初は、地球にちなんで名づけられていたテルル(tellurium)と取り違えられていたため、地球に対して月の名を選んだ。語尾は -ium だが金属ではない。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

セレネ月の女神。ヒュペリオンとテイアの娘で、太陽神ヘリオスと曙の女神エオスの姉妹。夜ごと馬車を駆って空を渡る姿で讃えられ、永遠の眠りについた美青年エンデュミオンとの恋で知られる。ホメロスでは「月」は天体として出てくるだけで、女神としての活躍はない。