ギリシャ神話が語源の言葉

パラジウム

元素

英語 palladium は、まずトロイアを守ったパラス・アテナの神像パラディオンの意味で入り、1600年頃から「国や制度を守るもの」の比喩として使われた。元素のパラジウムは、化学者ウォラストンが1803年に名づけたもの。直接には、前年の1802年にドイツの天文学者オルバースが発見し、女神にちなんでパラスと名づけた小惑星から取っている。女神の像 → 小惑星 → 金属という順に名前が渡った。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

パラディオン天から降ってきたとされるパラス・アテナの木像で、これが城内にあるかぎりトロイアは落ちないと言われた。オデュッセウスとディオメデスが夜に忍び込んで盗み出し、それが木馬の計略につながる。ローマでは、アイネイアスが本物を持ち出してウェスタの神殿に納めたという伝承が語られた。