ギリシャ神話が語源の言葉

オーシャン

大きな魚に座り、櫂を手にした大洋の神オケアノス。ゴルツィウスの版画。
大きな魚に座り、櫂を手にした大洋の神オケアノス。ゴルツィウスの版画。ヘンドリック・ホルツィウス『オケアノス(連作「神々と女神たち」より)』1589〜1590年・CC0

英語 ocean は古フランス語・ラテン語 oceanus を経て、ギリシャ語 ōkeanos から来ている。ōkeanos は大地の円盤を取り巻いて流れる大河で、地中海とは区別された外側の海だった。これを神格化したのがオケアノス。語そのものの由来は不明で、ギリシャ語以前の言葉とする説がある。個々の大洋を ocean と呼ぶ用法は14世紀から。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

オケアノス大地の周りを取り巻いて流れる大河の神。ヘシオドスではウラノスとガイアの子でティタンの長兄、妻テテュスとのあいだに世界中の川と三千人のオケアニス(海の娘たち)をもうける。ホメロスでは「神々の起源」と呼ばれ、ヘシオドスとは別の宇宙の始まりの考え方をうかがわせる。英語 ocean の語源。