ギリシャ神話が語源の言葉

催眠

眠り(ヒュプノス)と、その兄弟の死(タナトス)。ウォーターハウスの絵。
眠り(ヒュプノス)と、その兄弟の死(タナトス)。ウォーターハウスの絵。ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『眠りとその異母兄弟の死』1874年・Public domain

催眠術を指す hypnotism は、1843年にマンチェスターの医師ジェイムズ・ブレイドが neuro-hypnotism(1842年)を縮めて作った語で、hypnosis は1850年にその代わりの語として作られた。どちらもギリシャ語 hypnos(眠り)から作られた接頭辞 hypno- を使っている。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

ヒュプノス眠りの神。夜(ニュクス)の子で、死の神タナトスの兄弟。『イリアス』では、ヘラに頼まれてゼウスを眠らせ、戦況をギリシャ勢に有利に傾ける役を担う。ローマのオウィディウスでは洞窟の館に住むソムヌスとして描かれ、夢の神モルペウスの父とされる。