ギリシャ神話が語源の言葉

安楽死

眠り(ヒュプノス)と、その兄弟の死(タナトス)。ウォーターハウスの絵。
眠り(ヒュプノス)と、その兄弟の死(タナトス)。ウォーターハウスの絵。ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『眠りとその異母兄弟の死』1874年・Public domain

英語 euthanasia(1640年代)はギリシャ語 euthanasia「安らかな死」から来ていて、eu-「良い」と thanatos「死」を組み合わせた語。もとは「穏やかで楽な死」の意味で、法的に認められた安楽死の意味での用例は1869年から。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

タナトス死を神格化した神。夜(ニュクス)の子で、眠りの神ヒュプノスと双子の兄弟。ヘシオドスでは鉄の心を持ち、一度つかんだ人間を決して放さない、神々からさえ憎まれる存在とされる。エウリピデス『アルケスティス』では舞台に登場し、ヘラクレスと格闘して獲物を奪い返される。