ギリシャ神話が語源の言葉

準惑星エリス

神々がそろった婚礼の宴。黄金の林檎を前に、女神たちの争いが始まる。
神々がそろった婚礼の宴。黄金の林檎を前に、女神たちの争いが始まる。ヤーコブ・ヨルダーンス(ルーベンスの下絵による)『テティスとペレウスの婚礼(不和の黄金の林檎)』1636〜1638年・Public domain

2005年に確認された準惑星。2006年9月に国際天文学連合が「不和と争いの女神エリス」にちなんで命名した。この天体の発見が惑星の定義の見直しを促し、冥王星の準惑星への変更につながった、という経緯自体が名前と響き合っている。衛星ディスノミア(無法)はエリスの娘の名。

近現代NASA公式サイト

元になった神話

エリス争いの女神。ヘシオドスは「争いは一柱ではなく二柱いる」と言い、破壊的な不和と、人を働かせる健全な競争心とを分ける。トロイア戦争の発端となった婚礼の騒ぎを起こした神としても知られるが、その話はホメロスにもヘシオドスにも無い。