サイクロン

中心のまわりを風が渦を巻いて吹く大嵐サイクロン(cyclone)と、ひとつ目の巨人キュクロプス(英語でサイクロプス)は、名前の頭がよく似ている。どちらもギリシャ語で「円」を意味する kyklos から来た言葉で、キュクロプスは字義どおりには「丸い目」、額の真ん中に丸い目がひとつあることからの名である。一方サイクロンは、1789年12月にインドを襲った大嵐を記述するために、イギリス東インド会社の役人が1848年に作った言葉で、「円を描いて回る」という意味のギリシャ語から形を整えた。巨人から取った名ではないが、同じ「円」から生まれた、いわば遠い親戚である。
近現代オンライン語源辞典