ギリシャ神話が語源の言葉

オーロラ・ボレアリス

北極光

北風の神ボレアスが、アテネの王女オレイテュイアをさらう場面。フランチェスコ・ソリメーナの作。
北風の神ボレアスが、アテネの王女オレイテュイアをさらう場面。フランチェスコ・ソリメーナの作。フランチェスコ・ソリメーナ『エレクテウスの娘オレイテュイアをさらうボレアス』1729年・Public domain

英語 boreal(北の)は15世紀後半からの語で、後期ラテン語 borealis を経て、北風の神ボレアス(Boreas)の名から来ている。aurora borealis は直訳すると「北の曙」で、1620年代からの語。etymonline は、1621年9月2日にフランスで見えた壮大なオーロラを受けて哲学者ガッサンディが名づけたとされる、と伝える(「とされる」の留保つき)。ギリシャ語 Boreas 自体の語源ははっきりしない。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

ボレアス北風の神。ヘシオドスでは曙の女神エオスとアストライオスの子で、西風ゼピュロス、南風ノトスの兄弟。アテナイ王エレクテウスの娘オレイテュイアをさらって妻にしたため、アテナイ人は彼を「婿」と呼んで祀った。英語の boreal(北の)やオーロラ・ボレアリス(北極光)にその名が残る。