木星の衛星アナンケ

木星の衛星アナンケは、1951年にアメリカのウィルソン山天文台で写真から見つかった、半径14kmほどの小さな衛星である。NASAによれば、もとは小惑星で、木星の引力につかまったあと何かとぶつかって砕け、そのかけらが、同じような軌道を回るほかの15個の衛星になったと考えられている。この群れはどれも、木星の自転とは逆向きに回っている。名前には決まりがあって、木星の衛星はゼウスの恋の相手や子孫の名で呼ばれ、外側を回る衛星のうち、順向きのものはおおむね名前が a で、逆向きのものは e で終わるようにしている。Ananke の最後が e なのはそのためだ。アナンケは、古代ギリシャの文学で「必然」を女神の姿にしたものである。
近現代NASA公式サイト