出典 · ローマ期
事物の本性について
ルクレティウス · 前1世紀半ば · De Rerum Natura (On the Nature of Things)
エピクロス派の教訓詩。冒頭(1.80-101)でアウリスの犠牲を「宗教が人に強いた悪」の例に挙げ、娘をイピアナッサと呼ぶ。
この出典が語っていること
イピゲネイア
- 『イリアス』9.145 のイピアナッサをイピゲネイアと同じ人物とみる読みは古代からある。ルクレティウスはアウリスで犠牲にされた娘を「イピアナッサ」と呼んでおり、同一視の明確な例として古い。一方ソポクレス『エレクトラ』はイピアナッサを生きている姉妹として別に数える。名前が似ており、どちらも「力(イピ)」を含む。 (『イリアス』9.144-145 / ルクレティウス『事物の本性について』1.80-101(名は 1.85)/ ソポクレス『エレクトラ』157)