出典 · 近現代の翻案・映像化
エウリピデス悲劇集(オックスフォード古典叢書)
ジェームズ・ディグル(校訂) · 1981-1994年 · Euripidis Fabulae (Oxford Classical Texts)
標準校訂版。後代の加筆と判断した部分を角括弧に入れるため、どこが真正性を疑われているかが本文で分かる。
この出典が語っていること
イピゲネイア
- 『アウリスのイピゲネイア』の末尾には、使者が鹿の身代わりを報告する場面がある。ただしこの結末の真正性は古くから疑われ、標準校訂版は 1532 行以降(とくに韻律の乱れる 1578 行以降)を後代の加筆として角括弧に入れる。上演された形はイピゲネイアが自ら犠牲に赴く 1531 行で終わっていたとする見方が有力。 (1532-1629(鹿の身代わりを伝える使者の報告)。ディグル校訂 OCT はこの部分を加筆として括弧に入れる)