出典 · 近現代の翻案・映像化
トロイア人とその隣人たち
トレヴァー・ブライス · 2006年 · The Trojans and Their Neighbours
London/New York: Routledge(Ancient Peoples 叢書)。ヒッタイト文書のウィルサ(Wilusa)とイリオス、ウィルサ王アラクサンドゥとアレクサンドロス(パリス)の関係を、Starke 1997・Hawkins 1998 以降の西アナトリア地理比定の上で論じる。
この出典が語っていること
トロイア
- ヒッタイトの文書に現れる西方の都市ウィルサ(Wilusa)をイリオスと、その王アラクサンドゥ(ムワタリ2世と条約を結んだ)をアレクサンドロス(パリス)と結びつける説がある。西アナトリアの地名比定が1990年代に進んだことで議論が活発になった。神話と同時代の文字資料との接点として扱われる。 (OCD「Troy」の項。比定の土台は Frank Starke, Studia Troica 7 (1997) 447-487 と J. D. Hawkins, Anatolian Studies 48 (1998) のカラベル碑文解読。アラクサンドゥ=アレクサンドロスの同定を含む議論は Bryce, The Trojans and Their Neighbours (Routledge, 2006)。同定自体は学説であって定説ではない)